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18卒ジャニヲタ、ひっそりと就活をふりかえる

先日、第一志望の会社より内々定をいただき、無事就活を終えることができました。とくべつ「スゴイ!!!!!!!」と言われるような行動はまったくしてませんし、私自身そこらへんにごまんといるような典型的な女子大生です。文系・サークルなし・バイトだけ。あとブスです。こんな私でもなんとか就活を乗り切れました。正直、選考において自分のどの部分がHITしたのかはまったくわかりません。やり残したことも多いし、やりきった感よりも「え…私本当に内々定もらえたの?」という不安のほうが大きいです。未だ手応えがない。

そんな状態ではありますが、本格的に2月頃からスタートさせた就活が終わりを迎えたということで、フィードバックも兼ねて書き残しておきたいと思います。はてブで「オタク 就活」「ジャニヲタ 就活」で検索をかけまくった身なので、私もどこかの誰かの参考になるかも…しれ…ない…?

 

そして、このブログには

「現場を制限することなく、就活を乗り越えました」という内容は一切ありません。私が現場現場!現場命じゃ〜〜!!!!ではなく、あ!ひと公演当たってる!嚙みしめよう。というスタンスなので。就活中の現場は3月末のなうぇすと、4月のJr.祭りだけです。

 

「面接でヲタバレしましたが、なんとかなりました」という内容も一切ありません。故意に隠したわけではありませんが、履歴書の趣味欄には別の趣味を書きました。お堅い会社を受けていたので、落とされるリスクを減らしました(言い方すごく悪いです…ジャニーズが趣味というのがリスクとは思いませんが。私の個人的な主観です)。趣味って意外と食いつかれます。面接でも何度か聞かれましたし、面接前の人事の方との雑談とかでも。趣味の良し悪しを見られているわけではなく、冷静に語れるかどうかだと感じました。マニアックな趣味は、そもそも説明するのに時間がかかるので、一般認知度の高いものを挙げておくと無難かと。人事の方も言葉を出してくれるので、こっち側が必死に話さなくてすみます。

 

「ジャニヲタ的強みを活かして自己PRをしました」という内容も一切ありません。自己PR、強み弱み、その他すべて自分のジャニヲタ的部分以外で練りました。全国どこでも飛び回れるフットワークの軽さ、SNSでの情報収集能力…まったく触れませんでした。

 

とちゅうでわずかながらに現場を挟んだり、しれっと平成生まれの9人が日焼け止めのCMキャラクターを務めている会社の説明会に行ったりはしましたが、基本のベースとしては18卒女子大生の就活の記録です。タイトル詐欺ですいません…。

ジャニヲタを隠して就活をしようと思っている人、関西に住んでいる人、サークルしてない人…このあたりの人には参考になるかも。

 

 

 

就活をはじめるにあたって自分のゴールを定める

自己分析も企業研究もいい加減なまま終わってしまった就活ですが、ゴールだけは決めていました。ゴールというか、目標みたいなものかな。私は貧困家庭で育ったので(突然の貧困カミングアウト)、就職を機にひとつランクを上げたい。それだけはずっと思っていました。せっかく4年制の大学に通っているので、学費払ったぶんの元が取れるように…というか、4年制大学を出なければ入らないような会社に、という思いでした。

皆さん自分の大学の就職率ってご存知ですか?私の大学はたしか就職率98%とか、そんなんだったように思うんですが、これって大企業〜中小込みの総計なんですよね。大企業に就職した人の内訳を見ると、ごくごくわずか。3回生のときのガイダンスでそのデータを見たときに「あ〜…学業、サークル、ボランティア、バイトをがんばって、TOEICめっちゃ点数良くて、留学なんかもしちゃって、美人でかわいい子がこの大企業の枠にいるのか。私は無理だな」そう思っていました。どこかしらには就職できるだろうけど、大企業は厳しい。でも、がんばりたい。そんな気持ちを抱きながらの就活でした。

 

2017年3月までに、少しずつ就活の準備を進める

1月頃から学内セミナー、ES対策講座に参加。自己分析や企業研究を開始します。全然まともにできなかったけど。2月からは面接練習も開始。それから1dayのインターンにも行きました(計3つ)。証明写真も撮りました。なんでスタジオに行って高いお金を払ってわざわざブッッッッッスな写真を撮らないといけないのかすごく謎でした。私はメイクなしで2500円くらいのところでお願いしました。イケメンのフォトセが3セット買える。

 

2017年3月、就活本格始動

就活サイトはマイナビリクナビしか使いませんでした。日付が変わった瞬間にエントリー!エントリー!!エントリー!!!寝不足でした。30社くらいエントリーしました。

3月10日までは学内合同説明会!1日あたり5社のブースに足を運び、そこで資料をもらい個別説明会を申し込んだり。

12日以降は個別説明会に行きました。そして始まる一次面接…。迫り来るESの〆切…。

  • 学内合同説明会 25社
  • 個別説明会 19社
  • 一次面接 4社→1社だけ落ちました
  • ES提出 約10社→ESは1社以外は全通!ただしSPIがカスすぎて、のち3社落ちる

この時期はメールのチェックに苦労しました。説明会予約入れて、参加票印刷して、手帳に書き込んで…というのでてんやわんや!そして説明会に行く→ESを書くの流れでしたが、とにかくパソコンに向かう時間がない!3月までに最低限の企業研究をしておくことの大切さを噛み締めました。

 

2017年4月、まだまだ個別面接が続く。そしてひとつ目の内々定をゲット

  • 個別説明会(座談会、懇親会含む)14社
  • 一次面接 2社
  • 二次面接 2社
  • 最終面接 1社→内々定

業界業種絞らず、名前を聞いたことがあるような大手の説明会ばかりに足を運ぶ。例の日焼け止めの会社の説明会は、待ち時間にスクリーンにCMが流れていて真顔で耐えるのに苦労しました。顔が強い。

4月末にサービス業の会社から内々定をもらえたので、ここですこし一安心。バイト繋がりだったので、まぁ通るだろうとは思っていました。完全に面接慣れするために受けました。

 

順番は前後しますが、4月8日のJr.祭りに行きました。たまアリです。昼夜です。関西に住んでいるので、行きは朝8時発の新幹線、帰りは夜行バスで翌朝5時に地元へ。前日にも説明会が入っていたので、帰宅後にカバンに荷物を詰め、ネイルを塗って乾かして、急いで寝て…とドッタンバッタンでした。コンサートについて書くと長くなるので割愛しますが、幸せな時間を噛み締め、バスに乗り込む。さなぴからお手振りをもらったことで、しんどいを発動してしまいまったく寝られなかったのですが、しんどいしんどいと思いながら、これからの就活についても考えていました。時期が時期だったので、母からコンサートに行くことについてお小言を頂戴したり、まわりの友人からも心配されていたので「コンサートに行って気が緩んだ、とは言われたくない」「春からもLove-tuneを応援し続けられるような、ちゃんとした職に就こう」そんなことを思っていました。

いま振り返ると、Jr.祭りに行ったことで中だるみはしませんでした。むしろ、業界を絞ることができました。第一志望群が明確に決まったのもこの時期。でも4月末〆切のESは何社か諦めてしまった部分は反省。最終週に説明会や選考が集中していたために、よゆうがありませんでした。計画性とストックは大切。本当に。

 

2017年5月、これまでとは一転して予定がスカスカ不安で泣く。キントレにも落選して泣く。月末にひとつ内々定が出てギリギリ精神を保つ

第一志望群の面接スタートが6月だったので、5月はスカスカ。バイトに復帰しました。

  • 座談会、質問会 各1社
  • 最終面接 1社→落ちる
  • 一次面接 1社→通る
  • 面談という名の最終面接→内々定

すごくない?めっちゃ少ない。スケジュール帳を見ながら「やばいかもしれない。駒を増やすか?」と考える日々。大学の就職課に「予定がスカスカなのですが大丈夫ですか?」と真顔で相談しに行きました。本当に怖かった。そこそこ手応えを感じていた最終面接がダメだったり、キントレに落ちたり、中旬は精神的にズタボロでした。たまアリで連番した社会人の先輩より「気の持ちよう」というアドバイスをもらい、翌日寺社仏閣をめぐる。これがね、本当に効いたんです。縁結びの神社にお参りした翌日、キントレのチケットをお譲りしてもらえたり、5月末に志望度が高めの会社の内々定が出たり。ここでまた一安心。ただ、最終面接だと思わずに面接を受けていたので、終わってからそれが最終面接だったと知りました。この時期はみんしゅうとか見てなかったので。

 

2017年6月、第一志望群、怒涛の面接ラッシュ!!!

面接を受けたのは6社です。3月から山のように説明会には通いましたが、結局「行きたい!」と真剣に思っていたのはこの6社。それぞれ、説明会やら相談会やら質問会やらイベントやら平均して5回以上は行ってました。

これまでに面談という名前がついているもののモロ面接やんか〜!!!!という場面を多く踏んでいたので、面接には慣れていたと思います。自己PRとか、志望動機とか、そういうのもうまいこと言えるようにはなっていました。ただ第一志望ということでガチガチに緊張はしていました。

そしてテンポが早い!面接→即日結果くる→二次の予約とる→即日結果くる→次の予約とる…という、休む隙も与えないサクサクっぷり!いかにメールに早く気付けるかの勝負でした。落ちても凹んでいる暇がないので、これは助かりました。

そしてこの第一志望群の選考の結果は…1社以外すべて落ちました。あとがない!あとがない!と思いながら、残された1社の最終面接を迎えました。ちなみにその最終面接を受ける20分前にお祈りメールが来て、ちょっと泣きました。

これが私の就活、最後の面接。そんな意気込みで受けました。受かったらここに決めるし、ダメだったら5月に内々定でているところ。いざ!!!!と勢いよく飛び出したものの、ちょ〜〜〜〜緊張してしまって、頭真っ白!やばい!これはやばい!落ちたわ。面接を受けながら「あ〜、なんかいつもと違う。」と違和感バリバリで、最後の面接で力を出せなかったやるせなさに、会場を出てから家に着くまでずっと泣いてました。

まあ、冒頭でオチを書いているのですが、この最終面接には通っていました。内々定の電話がかかってきたときは、なんかもう感情が爆発して、泣きながら「ありがとうございます」と言いました。ここに決めます、と。

第一志望″群″と書いていましたが、振り返ってみると、説明会や懇談会、質問会にいちばん積極的に参加していましたし、面接後に泣いたり、内々定が出て泣いたのもこの会社だけでした。運とかタイミングとか、そういうのがうまく噛み合った結果です。決定打が何なのかは、自分でもわかりません。ただ、熱意とか、必死さは選考の中で伝わっていたのかもしれません。

 

 

はい、以上が私の就職活動です。参考になるのかならないかはよくわからない。

ここからは補足というか、私が就活をするなかで感じたこと等をちらほら。

 

 
結局のところ業界・業種はどうやって絞ったのか?

はじめから、漠然と「金融!!!」と思っていました。それから自分の興味のある部分で「化粧品メーカー」をちらほら受けていました。趣味と実益を兼ねた業界に手を出すのは、就活を乗り切るひとつの助けになると思います。そもそも話を聞くのが楽しいので説明会に行くのが苦にならない。それから、私の場合は就活メイクが上達しました。1社は最終面接までは残っていました。「好きを仕事に」はアリだと思います。

 

 

お金はどれくらいかかった?

大阪と京都に限定していたこともあり、交通費はまわりと比べると少ないほうかと。東京方面まで行っている友人はドーーーンと高くついているそうです。ただJRユーザーなので、高いです!!!JR本当に高い!!!高いよ!!!!

1月〜現時点までで

交通費、昼食代、ストッキング、書類の郵送費、履歴書や封筒代、SPIのテキストや四季報等の総額は12万円ちょいです。(スーツ除く)

スーツ、パンプスは入学式で買ったもの。シャツは4枚で回しました。カバンも新しく買い直しました。スーツは1着でいけます。ただ、夏場はどうだろう…「クールビズで」と買いてあってもこの時期はジャケットを着ている人がほとんどなので、2着いるかも。パンプスもギリギリでした。すぐ傷みます。私は明日買い換えます。

 

 

ひとりよがりにはならないほうがいい

友達との情報交換や息抜きは大切です。私は、業界が被っていない友達とは情報交換をしたり、ごはんに行ったりしていました。先輩に相談したり、親に「◯◯の説明会に行ってきた〜」とか話していました。ES見せて指摘をしてもらったり、面接練習に付き合ってもらったりはしていませんが、とりあえず「不安なんやけど!!!!!」「どうしよう!!!!」というのは溜め込まずに吐き出したほうがいいです。溜め込んでもいいことなんてひとつもないです!!!!

 

 

とりあえず手帳に″元気の出る何か″を挟んでおこう!

私は定期的にフォトセを入れ替えながら就活を乗り切りました。持ち歩き頻度の高かったのは岸くん、美勇人くん、北斗くん、閑也くん。言わずもがな95年生まれ、私にとっての18卒公式応援サポーターズです。そしてさなぴ。さなぴのJr.カレンダーのカードです。3月からずっと挟んでます。ありがとうさなぴ。チラッと見て元気出す用。ただ、思いがけず電車でばらまいてしまうアクシデントもあるかもしれないので、その点は注意が必要。人事の方の前で開いても困らない工夫も必要。隠すならね。

 

 

就活を乗り切るプレイリストを作ろう

応援ソングと、しんどいときに泣けるソング、両方を用意しましょう。泣きたい時は泣きましょう。応援ソングは「オリンピック公式テーマ曲」くらいの価値があります。何曲でもいいです。誰の曲でもいいです。

誰よりも高く跳べ!

誰よりも高く跳べ!

私の応援ソングはこれです。サビ終わりで古謝那伊留くんが出てくるので、聞いてみてほしい。

 

 

面接で心がけたことは?

とにかく明るく!元気に!笑顔で!と言いつつ、私は明るい性格ではないのでなかなか困りましたね(笑)集団面接がとくに苦手で、隣の学生さんがすごく強く見えてしまうんですよ!難しいことですが、そこでうろたえない訓練はしておくべきです。「あ!強い!この人強い人だ!」と思っても落ち着けるかどうか。集団面接では、そういう人の話し方とかを勉強してました。参考になります。

私の場合、面接では

手応えがあった→通過

手応えがあった→落ちた

手応えがなかった→落ちた

手応えがなかった→通過

のパターンがすべてありました。相性とかご縁とか言いますが、本当にそんな感じ。インターン組だったり、強烈に人事の方と仲が良い人は別ですが、私は「なぜ通ったのかわからない」と思うことがほとんどで、一応面接のフィードバックはしていましたが(質問内容と自分がどう答えたか、笑顔だったか?、声の大きさは?等)、コレが効いた!という明確な決め手はありません。いま思うと、何がひっかかるか分からないということは、逆に興味を持ってもらえるようなネタを数多く散りばめたほうがよい、ということかな〜と思っています。私はアルバイトひとつで挑んだので苦しみました。いろいろネタがあるほうが絶対にいいです!アルバイトでもサークルでもなんでも!ひとつのネタで勝負するより、いろんな切り口から人間性を見せるほうが、おそらく勝率は上がります。その練りに練ったネタが合ってなかった場合は確実に落ちるので。

 

 

就活はしんどいだけではないです!

しんどい部分は大きいし、私はたまたまいい結果が出たからそう言えるだけかもしれないけど。いいこともあります。いろんな会社回って、社会人の方と話して、他大学の友人ができたり、就活をしないと得られないものもたくさんあります。貴重な期間です。マナーとかも身につくし、確実に「成長した」と思えます。しんどい中でも、どこかで「楽しい!」と思える瞬間があるはずなので、いまは不安でも大丈夫です。極論ですが、選ばなければなんとかなります。

 

 

また思い出したらぼちぼち修正するとは思いますが、ここでシメよう。長い。質問・疑問があれば、答えられる範囲であればなんでも答えますのでお気軽にどうぞ〜

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。